「食卓でのごはん出現率」は51.0%、「朝食におけるパン出現率」は53.7%
「おばあちゃん」と呼ぶにはまだまだ若々しい、首都圏在住のシニア50名のふだんの食事の様子を調査した結果、合計1,050食(50名×1日3食×1週間)のうち、「ごはん」出現率は51.0%と約5割にとどまり、食卓に「ごはん」が上らない率が約5割となっています。
一方で、「朝食におけるパン」出現率は53.7%と高く、「ごはん」よりも手軽な「パン」が選ばれており、和食へのこだわりが少なくなったいまどきのシニアの食意識が垣間見えます。
「ごはん」出現率51.0%で、2食に1食は「ごはんのない」の食事
ごはん不在の食卓は、主食が「パン」や「麺」の場合もありますが、主食がなく「おかずのみ」のケースも目立ち、「ごはんよりおかずの品数重視」の傾向が見られました。
「味噌汁」出現率は21.9% 「だしの素」利用が圧倒的
「味噌汁」は5食中1食の出現率にとどまり、「ごはん」の出現率よりもさらに低い数字となっています。「ごはん」の時でも「味噌汁」が付くことは少ないという結果になりました。
酷暑の影響?「冷たい麺類」出現率が10.8%に
調査が記録的な暑さの最中だったこともあり、特に昼食メニューに「そうめん」「そば」「冷やし中華」といった、のど越しのよい冷たい麺類の出現が目立っています。中には、調理の「熱さ」を避けるため、まったく火を使わずに調理できる「冷凍麺」や「チルド麺」を利用する人も見受けられました。
※「ごはん」には、白飯だけでなく玄米ごはんやカレーライスやチャーハンなどのメニューも含みます。
※数字には、持ち帰り弁当などの「中食」は含みますが、「外食」は含みません
調査概要
調査実施サイト | ウエーブプラネットとJMAによる共同調査研究 |
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調査対象者 | 首都圏在住のシニア女性(54~69才) |
調査期間 | 2004年7月~8月 |
回答者数 | 50 |
質問項目 | 1.生活意識アンケート 2.一週間の食卓日記(写真付き) 3.デプスインタビュー (1・2(訪問留置による自記入式)結果をもとに、3インタビューを実施) |