公益社団法人日本マーケティング協会発行の機関月刊誌「マーケティングホライズン」2017年9号特集テーマ「二十歳のキミへ。しあわせのプロトタイプ」にて、弊社代表のツノダフミコが、巻頭インタビューなど、特集テーマ設定から取材・執筆等を担当いたしました。
特集テーマ「二十歳のキミへ。しあわせのプロトタイプ」について
今、大学で学んでいる二十歳の人たちが卒業して社会に羽ばたく頃には、おそらく新しい元号になり、東京オリンピックも終わり、なんとなく「新しい時代」の訪れを感じているのではないだろうか。実際に技術は著しく変化し、さまざまな社会制度も新しくなっているかもしれない。本格的に刷新していかなければ立ち行かなくなることも多い。そうした時代、何が暮らしの、社会の拠り所になっていくのだろうか。
そう考えたときに行きついたのが「そうだった、しあわせになりたかったんだ」という、身も蓋もない至極真っ当な真理である。しかし、…それって何なんだ?
超高齢社会を迎え、人口は減少し、世帯構造が変化し、新たな経済のあり方が浸透し、AIにより仕事のありようも変わり、入試制度の変化から教育内容も新たになっていく、すぐそこにある未来。
そこでは、わたしたちの「しあわせ」はどのようなカタチになっているのだろうか。これから社会で活躍し、社会を築いていく人たちが形作っていく「しあわせ」はどのようなものなのだろうか。
半歩・一歩先にそれらを理解し、商品やサービスとして提案・提供していくことを生業とするわたしたちは、それをどのように具現化していけばいいのだろうか。
過去の成功体験が通用しないことがわかっていても、それを手放す不安にも抗えず、しかし、このままでは違う、いけないと思っている企業は多い。
未来への視点やスタンスそのものを見つめ直し、これまでとは非連続の新たな「しあわせ」のカタチに寄与するマーケティングでありたいと願い、いくつかの分野からこれからの「しあわせ」を考えていくことで、そのプロトタイプの手応えを得ていきたいと思う。
携わった記事一覧
- 幸せになるためのメカニズム
‐Interview 前野 隆司 氏 慶應義塾大学大学院 システムデザインマネジメント研究科 研究科委員長 教授 - well being 仕事と人生と幸せと
‐Interview 入山 章栄 氏 早稲田大学大学院 経営管理研究科 准教授